古墳のある町 壬生 その2(前方後円墳)

2017.03.01

前回に壬生町にある代表的な円墳(車塚古墳)を紹介いたしましたが、今回はそのすぐ近くにある前方後円墳を紹介いたします。

前方後円墳と言えば、歴史の教科書に出てくる近畿にある仁徳天皇陵が代表的な古墳ですが、この栃木県にも規模は小さいがいくつか確認されています。

ここに紹介する前方後円墳は『愛宕塚古墳』と呼ばれ、墳丘は二段につくられ全長が65m、高さは後円部で5.5m、前方部で6.5mの典型的な古墳時代後期の墳形をしています。

墳丘の周囲には土塁と堀が良い状態で残っています。

この古墳の石室は発掘調査が行われていないので不明であるが、墳丘から埴輪が発掘されており、埴輪や墳形などから約1400年前の古墳時代後期につくられたと考えられています。

まだまだ、壬生町およびその周辺には数多くの古墳が残されています。

たまには古墳巡りもいいものです。

スタッフO