どこかで見たような胴体と頭のスペースマン

2016.10.05

おもちゃのまちバンダイミュージアムには、たくさんのブリキのロボットが展示されていますが、今回紹介するのは、その中でも形が面白いロボットです。

名前は“スペースマン”で、1964年製、メーカーは野村トーイ、ありがちな名前ですが、このロボット玩具はロボットコレクターならだれでも知っている、かのRobby Robot、つまりメカナイズドロボットのボディーの型を利用したおもちゃなのです。

ロビーロボットとは、1950年代の空想宇宙科学映画「禁断の惑星」に登場した、博士のアシスタントロボットで、それをメカナイズドロボットとして野村トーイが世に出したものです。

この“スペースマン”は既存のメカナイズドロボット金型を利用した典型的なケースで、頭は“鉄人2X号”のような、少々アンバランスな姿になっていますが、ボリューム感と頭部のプラスティックのマスクが印象的な作品になっています。

当館に展示してありますので、是非見に来てください。

 

スタッフO