日本最古の学校 足利学校

2016.07.06

栃木県南部にある足利市に日本最古の学校と言われる『足利学校』があります。

この『足利学校』の創建は奈良時代説・平安時代説・鎌倉時代説など諸説あり明確ではありません。但し歴史的に明らかになっているのは1439年(室町時代)に関東管領であった上杉憲実(うえすぎのりざね)が、書籍を寄贈(現在国宝)し、鎌倉の円覚寺から僧・快元(かいげん)を招聘して初代の庠主(しょうしゅ)=校長として、学校経営にあたらせることになってからです。

応仁の乱(1467~1477)以降戦乱の中でも、学問の場として活動し学徒三千と言われるほどに隆盛し、かのフランシスコ・ザビエルも『日本国中最も大にして、最も有名な坂東(関東)の大学』と世界に紹介したほどです。

江戸時代末期には『坂東の大学』の役割を終え、明治5年に閉校しました。

その後、足利市民により保存・復元活動が行われ、平成2年復原完成となり教育の原点・生涯教育の拠点とともに、足利観光の目玉ともなって多くの人々が訪れています。

庭園・建物はもちろん、日本の学校の原点を一度訪れてみてはいかがですか?

スタッフO