鯉が泳ぐ蔵の街を流れる巴波川

2017.08.30

おもちゃのまちバンダイミュージアムから南に車で約30分のところ、栃木市があります。明治初期には栃木県は現栃木市を県庁所在地とする栃木県と、現宇都宮市を県庁所在地とする宇都宮県がありましたが、その後合併され現在の宇都宮市を県庁所在地とする栃木県になりました。

この栃木市の市街地を巴波川(うずまがわ)が流れており、幕末期から昭和初期に、この巴波川を利用した水運が発達し、江戸(東京)、埼玉、千葉、茨城根の物資の輸送が行われ、栃木の町は問屋町として栄えました。

川の名の由来は『うずを巻き、なみを立てて流れる』と言われていますが、現在では川のながれは静かです。

市街地の中を流れる川ではありますが、川を覗くと鯉の泳ぐ姿をみることができます。

近頃では東京などから『蔵の街栃木』を観光に来る人が増えており、この巴波川を観光用の木製の平舟で船頭さんの舟歌と蔵の街の情緒を楽しむことができます。

栃木に来たら是非蔵の街ののんびりとした風情を味わってみてください。

スタッフO