おもちゃのまちについて
『おもちゃのまち』はテーマパークや施設の名前、俗称などではなく日本に実在する正式な地名です。
栃木県下都賀郡壬生町おもちゃのまち(1丁目~5丁目)
かつて周辺にはバンダイやポピーの研究施設や工場が立ち並び 高度経済成長期には大量のおもちゃが生産されていました。
精巧かつ堅牢な超合金ロボットや複雑なメカニズムの変形合体ロボットなどを開発・生産し、世界中の子供たちに驚きと夢、そして楽しいときを提供しました。
戦隊合体ロボット第一号や、超合金シリーズなどが次々と生み出されたバンダイコレクションセンターはキャラクタロボット玩具発祥の地であり、戦後のおもちゃの歴史がまさに刻まれ続けてきた場所ともいえます。
現在、工場はありませんが、この地で培われたおもちゃ作りの技術やノウハウはアジアの人々に受け継がれています。
おもちゃのまちの歴史
- 1950年 株式会社萬代屋が誕生
- 1960年 東京玩具組合が、工場などの設備を他の場所に移す計画を立てる
- 1961年 株式会社バンダイに社名変更
- 1962年 東武鉄道による積極的な誘致もあり、壬生町への玩具工場団地誘致を正式に決定
- 1965年 栃木県壬生町に「おもちゃ団地」が誕生し、11企業が操業を開始。
従業員の為に、おもちゃのまち駅が新設。
玩具団地、工場に相応しい夢のある駅になって欲しいという思いから全て平仮名で表記
- 1966年 バンダイ工業が「おもちゃ団地」に進出する
- 1974年 ポピー(現バンダイボーイズトイ)が超合金ロボットを発売!
- 1976年 おもちゃ団地内に(株)ポピー壬生工場が誕生する
- 1977年 おもちゃのまちという住居表示が実施され、正式な地名となる
機動戦士ガンダムのプラモデルが大ブーム。社会現象に発展。
ツクダ店主により「日本玩具資料館」がオープンする
- 1995年 壬生町おもちゃ博物館がオープン(おもちゃのまち内ではなく、壬生町国谷)
壬生町に「バンダイテクニカルデザインセンター」が完成(現バンダイミュージアム)
- 2003年 千葉松戸市に「バンダイミュージアム」をオープン
- 2004年 軽井沢に「ワールド・トイ・ミュージアム」をオープン
- 2005年 株式会社バンダイナムコホールディングスが誕生
- 2006年 静岡市に「バンダイホビーセンター」が完成
- 2007年 松戸の「バンダイミュージアム」、軽井沢の「ワールド・トイ・ミュージアム」からコレクションを引き継ぎ、
壬生町に「おもちゃのまちバンダイミュージアム」がオープン
- 2010年 「おもちゃのまちバンダイミュージアム」がリニューアル