2016.06.01
バンダイミュージアムに来られたお客様が、先ず必ず目にされるのが正面玄関脇にある蒸気自動車『ペンデルプリンセス号』です。
今では世界でもあまり目にすることがない蒸気自動車で、石炭を燃やし蒸気を発生させてピストンを動かして走る、とっても珍しい乗り物です。
世界で最初の自動車は1769年フランスのキュニョがナポレオンの軍隊の大砲を運ぶためにつくられた蒸気自動車でした。
その後内燃機関(ガソリンエンジン等)の自動車が普及するまで、蒸気自動車は主にイギリスで発達し、農耕用や各種運搬用で使われていました。
この『ペンデルプリンセス号』は1919年製で、イギリスのTom Varey Museum
(蒸気博物館)の所蔵品でした。
当時イギリスで行われたコンクールで幾度も賞を取った名車で、イギリス各地の博覧会や遊園地でアトラクションなどの動力として活躍し、人気を集めていたものです。
日本に渡ってきてから道路を走ったこともあるそうで、世界の貴重な文化遺産として多くのファンに親しまれています。
おもちゃのまちバンダイミュージアムに来たら、是非この貴重な蒸気自動車
『ペンデルプリンセス号』を背景に写真を撮ってください。
スタッフ O