発明王エジソンと霊界通信機

2016.05.25

おもちゃのまちバンダイミュージアム内には、発明王エジソンの発明品を展示したエジソンミュージアムがあります。発明王エジソンといえば、白熱電球、蓄音機、映写機等数多くの発明で有名であり、その多くは現代でも進化した形で我々の生活に役立っています。

しかし、生活や仕事の実用に役立つ発明を重ねてきたエジソンは晩年、実用品とはかけ離れた研究を真面目にやっていました。

それが、死者の話を聞く『霊界通信機』です。

彼は「人間の魂もエネルギーの一つ」と考え、「宇宙のエネルギーの一部である」と考えており、「物理的にエネルギーは光・熱・電気・力等様々な形を変えても不変なので、魂というエネルギーは人間の死後も存在し、このエネルギーの蓄積こそが記憶なのだ」と考えていたのです。

エジソンの言によると自分の発明は自分の頭で発明したのではなく、自分自身は自然界のメッセージの受信機で、「宇宙という大きな存在からメッセージを受け取り、それを記録することで発明としたに過ぎない」とも言っているのです。

結果的にはエジソンは『霊界通信機』を作ることはできませんでしたが、彼が考えていた霊や霊界というものは怪しいもではなく、「人は死後どこへ行くのか、そして記憶や経験というものはどうなるのか」という疑問を解き明かすための過程であったのです。

もちろん、バンダイミュージアムには霊界通信機はありませんが、過去に2度ほどバンダイミュージアムにエジソンの霊界通信機はありますか?とまじめに質問されたことがあります。

スタッフO