2018.12.05
「必要は発明の母」という言葉がありますが、それはニーズがあって初めて新しい便利なものが考えられるのが普通であり、エジソンの発明品もことごとくしそうでした。
しかし、1877年エジソンが蓄音機を発明したときは例外でした。
蓄音機を発明したとき彼自身、何に使うのか考えていなかったのです。
蓄音機の特許は1878年2月に登録されたのですが、その用途として次のように申請書類に記載されています。
① 速記者を使わないで手紙を書くため
② 耳で聞く書籍
③ 話し方の先生
④ 音楽の吹込み
⑤ 家庭用娯楽機
⑥ 音の出るおもちゃ
⑦ 正確な発音の保存
⑧ 電話につないで録音・再生
など、機能としては音を記録し再生するものでありますが、使用目的なしに開発したのです。
目的を明確にして発明するのが彼の信条ですが、例外もあるのですね。
スタッフO