2019.03.20
1960年代、まだ現在のようにコンピューターが一般的に使われていなかったこの時代は、ほとんどの人が本物のコンピューターを見ることさえできませんでした。
当時の子供たちの世界においても、コンピューターは何でもできる夢のような存在でした。 このような時代に登場したのが今回紹介する『コンピューターカー』です。
1960年代に発売されたこのコンピューターカーは、車の下に差し込むプログラムカードにより自動的に方向転換をして、決められた通りに走る仕組みになっています。
“コンピューター”と名前はついていますが実際は、カードに刻まれた凸凹の形により、ハンドルを切らせる仕組みでした。きわめてアナログな方法ですが、当時の子供たちにとっては、大変画期的なおもちゃでした。
おもちゃのまちバンダイミュージアムには、1970年代から登場したLSIゲームやファミコンなど本物のコンピュ-ターを使ったおもちゃ等を沢山展示していますが、このコンピューターカーなどのように、当時の子供たちがあこがれたおもちゃも沢山展示しております。
スタッフO