2018.11.28
大発明家エジソンが白熱電球を発明したのは1879年のことですが、発明当初は白熱電球のフィラメント材料は木綿を使用していました。
その後、更により良いフィラメント材料を求め、竹が材料として良いことを発見し、竹のフィラメントを使用した白熱電球を作るようになりました。
しかも、この竹は日本の竹で、京都のある石清水八幡宮周辺の竹藪に生息する真竹が最適と判断し使用しました。その後日本の竹を輸入するのですが、その注文内容が大変細かいのです。
① 肥料を施していない竹
② 8年から10年経ったもの
③ 10月から12月に採ったもの
④ 根本から1m上の12節
⑤ 節と節の間は35㎝から40㎝のもの
⑥ 竹の内側の柔らかい部分は不要
⑦ 1cmの幅に割って、100本を束にして送ること
このようにこだわった注文をし、アメリカに輸入しました。
そのころ、日本ではこの竹が何に使われるのか、知る人はいなかったのです。
スタッフO